1.少年と友たち

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シキ「・・・そういや、話戻すけどさ、」 と、シキが恋バナに話を戻す。 シキ「ベルは?好きな人とか、付き合ってる人って今いないんだっけ?」 ベル「えっ、俺?」 アルク「そういや、去年の今頃に卒業した先輩を別れてから、あんまそういったこと聞かないなぁ。」 カエラ「で、どうなの?アカデミー1の色男www」 ベル「1じゃねえし、あれ以来恋人はいねぇよ。しいて言うなら、今はシーカーが恋人かな?」 シーカーとは、フローライトの国技になっているスポーツである。 国技となっている程に、国内では人気の高い球技で、ルブルックアカデミーにもチームがある。 シーカーチーの総数は計り知れないほど存在している。 アルク「おぉー、言うねぇwww」 シキ「頑張ってるなぁー。」 シーラ「次の大会も応援いくね。夏だったよね?たしか。」 ベル「うん。7月にね。勝ち進めば王都で本戦があるんだ。」 リオン「その大会で6年が引退、そしたらたぶんベルがキャプテンだろうね。」 ベル「いやいや、俺なんかまだまだ。」 カエラ「なに言ってんのよ。あんたほどストイックにやってる奴、他にいないでしょ。」 シキ「実業団に引き抜かれたりするんじゃねえ?」 ベル「・・・そうだなー、そうなるといいな。一生シーカーやっていくのが、今の夢だからさ。」 それからまた、他愛のない雑談で夜が更けていく。
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