終章:春祭りのお開き

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毎年春になり、祭りになると可愛らしいお客さんがある家に向かい歩いていくそうだ… その二人は幼い男女の子供… 女の子の方はピョコンと耳が生え、フサフサの尻尾が生えているが自分では気付いていないらしい… 村の人は二人の正体を知っているのだが、見て見ぬフリをし、二人を遠目に見守るそうだ… そんな二人の目指す家、いつもお祭りのご馳走が用意されていて、女の子はお稲荷さんを、男の子は残り全てを食べて帰っていく…… その帰り道には二人の子供の姿は無く…子狐を背にのせて真っ白の龍が翔んでいく姿が見られるそうだ……
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