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「……ふぅ、なんとか誰にもバレずにでれたね♪」
「人に見えないで…大丈夫かなぁ……」
「大丈夫だよ♪僕達は普通の人間には人の姿に見えているみたいだし、白狐も可愛い狐の耳のコスプレした女の子に見えてるよ♪」
「なっ…///何で僕だけ女の子なんかにっ!?しかも狐耳残ってるの///」
「せっかく妖力あるのに、練習しないからだよっ♪」
そんな二人を見れば、仲むつまじくじゃれているようにも見えなくはない。
パンダさんはキャップを白狐に被せると、祭りの中へと入っていった……。
「わぁっ♪たくさんのお店♪」
「……人間いっぱい…しかも、皆こっち向いてるよぉ///」
二人の反応は全く別のものだった。パンダさんは楽しそうにお店を見ているが、白狐はもじもじしながら、パンダさんの後ろに隠れている。
「一応、白狐は護衛兼同行者なんだから、後ろに隠れないでよ……」
「じゃあ早くお参りして、パンダさんの食べたいもの食べて、力を戻して帰ろうよ…///」
「言われなくても、分かってるって♪でも、少しは楽しむよ♪」
そうして、パンダさんに振り回される白狐だった。
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