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-- ゆう子自宅 --
ゆう子は家に帰るなり
ゆう子【お父さん】
父【なんだ??】
ゆう子【あの男の子?大丈夫なの?】
父【大丈夫.医師が言うには命に別状はないらしい…だが】
ゆう子【だが?】
父【記憶喪失かもしれない…自分がどこからきたか…自分がだれかもわからないらしいんだ…】
ゆう子【かわいそう】
-- ガチャ --
瀧が部屋にはいってきた…
瀧【ありがとう…】
父【いやぁ~大丈夫なら良かった!】
ゆう子【あなた名前は?】
瀧は首を傾げ
瀧【わからねえ…】
ゆう子【どこから来たの?】
瀧【わからねえ…】
ここで説明しよう…
羅将県は
現実の地理では
北海道の場所らへんだ…
哀善が東京…
えらい離れてる…
父【ゆう子。このこはいくあてもない…ウチにすんでもらおう?】
ゆう子【え?!】
父【それに、家族が増えることはいいことじゃないか~】
ゆう子【うん…】
父【この子の名前はどうするか…】
ゆう子【うーん…】
ゆう子は周りを見回すと
ゆう子【あっ!!霞!お母さんの名前で!】
父【よろしくな…霞君!】
霞【おれの名前は霞…】
ゆう子の父は大手の会社の
亀田チェーンの
会長で金には困ってなかった…
だから瀧のことも快く引き受け…
高校にまで転入した…
-- 一ヶ月後・夜 --
ゆう子【はぁ…】
霞【どうした??】
霞がうしろからやって来た…
ゆう子【なんもないよ☆霞は来た時より全然はなせるようになったね~】
霞【まあな…お前の…ゆう子の親父さんのお陰だよ.】
ゆう子【霞は頭いいし.将来、うちの跡取りになれるかもって父さんがいってたよ☆】
霞【おれはそんなに期待されるほどのにんげんじゃねえよ…】
ゆう子【素直になれないんだね☆(笑)】
霞【よくわからねえ…このおれは仮のおれ…本当のおれがどうだったのか気になる部分もあるし…今この幸せな時間を記憶を取り戻して…失うこともやだ…】
ゆう子【そっかあ…】
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