第一章契約島

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いつもの朝いつもと同じように目が覚める。 特にいつもと変わらない何気ない一日が今日も始まると思っていた。 おれは目覚まし時計をとめると一階におりた。 「おはよう。」 朝ごはんの支度をする母さんにおれはそうつげると 「あぁ、侑大(ゆうだい)おはよう。今朝は早いのね。」 と母さんは答えた。 そう今日はいつもよりも大分早く起きた。なぜなら、 「あぁ、今日から文化祭の準備があって、多分帰りも遅くなると思う。」 進学校である、おれの通う高校では、三年生は受験に集中するため11月に行われる文化祭の役員はすべて1・2年で構成されている。 「そう。晩御飯はいるの?」 「んー。わかんない。後でまたメールする。ところで朝ごはんもうできてる?」 「いま、ちょうどできたとこ。」 そんな話をしているなか、父さんは、せっせと会社にいく支度をしていた。 ご飯に味噌汁といった、日本昔ながらの食事を食べ終わり、おれは学校へとでかけた。
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