174人が本棚に入れています
本棚に追加
教会の入り口に移動すると…雅と充が待っていた。
優「雅さん!!座っていてくださいよ。」
雅「大丈夫よ!!少しは動かないと…。」
雅は、妊娠6ヶ月に入ったところだ。
雅「あのとき…優菜に勇気を貰ったの。
不妊治療したらすぐに授かって…。
ありがとうね!!」
優菜の耳元で囁く。
優「私…何にもしてないです。
それより、生まれたら由来里や大夢と遊んでくださいね!!」
雅「もちろん♪」
充「優菜、康人からプレゼントもらった!?」
優「え!?まだ。
最近、充さんがこき使うから帰りが遅くて…今日も疲れてるんじゃないかって心配なくらいです。」
充「プレゼントのためだよ!!
ビックリしすぎて倒れないように…。」
優「はいはい…。」
父「優菜…行くよ。」
優「パパ…。」
優菜は、優三と腕を組み、まっすぐ前を向いたまま伝えた。
優「パパ…私、お礼言い出したらきりがないから…。
今、幸せだよ。コワイくらいに幸せ。
この幸せを大切にするね。
ありがとう…パパ。」
父「優菜の幸せが…パパやママの幸せだよ。優菜…。」
ゆっくりとドアを開けた。
・
最初のコメントを投稿しよう!