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「私に何者か聞くのは不粋だろう魔王よ
このままで良いかは貴公が良く解っているのではないか?
ただ人守る為に身体は傷付き心は摩耗しそれでも無理をしてまた傷付いて
そして何時しか魔王と呼ばれるようになり笑ってほしい子供達には恐れられ
最期には傷付きながらも守ってきた者達に裏切られそして死んだ
そんな人生で本当に良かったのかっ!!」
光はとても悲しむように怒りに身を震わせるように魔王が歩んできた道を語った
「俺は………良いわが無いだろ!!
子供達に笑って欲しかった!
子供達だけじゃない皆に笑ってほしかった
俺は人が大好きだから人が笑ってるのが好きだから!!
それでも俺の力は人にとって恐怖の対象にしかならかった………
そんな力も全員を守ることも出来なかった
本当に守りたいと思った人も守る事も出来なかった……
本当は大切な人達を守っていれば良かった
俺が大切な人達を守り守った人達がまたほかの人達を守っていく
そいしていれば皆笑っていられたかもしれない」
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