:プロローグ:

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:プロローグ:

彼の者は、魔王と呼ばれていた。 様々な人々から、畏怖され畏れられながらも、その“力”を求められた存在。 彼の者が通った道には、血の川が流れ赤黒く染め上げ、自身もまた血が染み着いた。 その姿を見た人々はまた、恐怖し憎悪する。 憎悪し嫌い―――そして、呪った。 自分達の業と共に………。 何時しか魔王と呼ばれ、正義の為に悪を為した。 そして、彼の者の最後は――――
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