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†赤い…
五月蝿い、五月蝿い、五月蝿い…
人の声が私に響き渡る
朝、昼、晩、絶えず響き渡る
五月蝿い、五月蝿い、五月蝿い…
人の声が私を壊していく
狂いそうなくらいに声が壊していく
五月蝿い、五月蝿い、五月蝿い
五月蝿くてしょうがない!
…嗚呼、そうか
我慢することはないんだ
音の元を消してしまえば良いんじゃないか
赤い、赤い、赤い…
五月蝿さがようやくなくなったよ
変わりに視界が赤く染まった
五月蝿いのに比べたらマシだ
目の前には、赤く染まった『両親』って物が転がってる
あはは、もう五月蝿くないや
嗚呼、今日は赤いな…
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