文化祭

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見知らぬ男の子との初めてを経験した日から数週間。 あれから茉帆の生活はほぼ、何も変わっていなかった。 変わったことといえば、毎朝おっさんに触られることはなくなったということ。 けれどそのこと以外は同じで。 手首の傷も日に日に増えていくのだった。 名前の知らない、強引な男の子を見かけることもあの日以来なかった。
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