97人が本棚に入れています
本棚に追加
「アスカ、ただいま」
「…………」
返事がない。
まだ意識が戻ってないんだね。
「怪我してるところ手当てするから」
僕は起こさないように慎重に彼女の頭を膝に乗せ、左目に包帯を巻いた。
「腕は折れてるから支えが必要だね。ちょっと待ってて」
僕は一度、アスカを地面に戻して、近くを探してみた。
あった!
家屋跡なのか板や柱が全て吹き飛ばされ散乱している。
僕は調度良さそうな板を二本持って戻った。
最初のコメントを投稿しよう!