終わり…そして…始まり

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「ハァ……ハァ……アスカ……」 お願いだから 生きていて。 僕を一人にしないで。 ホントにそれだけだった。 ギィー…… ドアを開ける。 左目は潰れ血を流し、右腕は赤く腫れダラリと垂れている。 脈は…… 僕は首筋にそっと人差し指と中指を当てた。 ある。 ……生きてる。 意識はないけど、とりあえず生きてる。 僕は一人じゃないんだ! アスカがいる!
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