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天人達の中心にいる男から
ひときは恐ろしい殺気が空気を通してピリピリと伝わってくる
土方 近藤 沖田の3人は
すかさず刀に手を掛けた
神楽は傘
新八は傍に置いてある
木刀を手に取る
そんな中
銀時はいつもと変わらぬ口調で
こちらをニタニタと見つめてくる天人達を見つめた
銀『今日は訪問者が多いねー銀さんてば人気者だ…そんで…誰だてめェら…?』
その気の抜けた声の中に
静かな殺気がこもっていた
帝『ククク…俺のことなど記憶にないか…』
銀『あ?俺ァかわいこちゃんと糖分以外は3分後に忘れる主義なんでね』
帝『…まあいい。後で嫌でも思い出すことになるだろう』
そう言って帝は
銀時等を見下ろした
見下ろすという行為が
2人の身長差を物語っている
銀『そんで?てめェらの目的はなんだ?汚ねー殺気撒き散らしやがってよォ』
帝『…簡単に言えば坂田銀時を地獄へ迎えに来た者だ』
銀『…』
皆『…!?』
こいつ…
サラリと帝が口にした予想外の事実に
銀時は腰の木刀へゆっくりと手を添えた
土『てめェどういうことだ?』
帝『お前らに用はない。したがって話す必要もない』
土『てめェ…』
相変わらず天人達の強い殺気がこちらに伝わる
帝『坂田銀時…大人しくこちらに来てもらおうか』
帝はニヤリと笑い
銀時へと手を伸ばした
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