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『帝様…』
その様子を見た天人の一人が
帝の耳元で呟いた
帝『……殺れ…』
その瞬間
『うおおおお!!!』
天人の一人が未だ喧嘩中の
沖田と神楽に襲い掛かった
気配に気づいた2人の目の色が変わる
と同時にほんの一瞬強い風が吹き
同時にどさりと天人が倒れた
神『私を倒そうなんて100年早いネ』
沖『口ほどにもねェぜ』
そう言って傘と刀を肩へと担ぎ
天人達を睨み付ける2人
帝『…クク』
先ほど倒れた天人が合図のように
周りにいた天人が一斉にこちらに向かい
ぞろぞろと襲いかかろうとしていた
銀時も
木刀を構え目の前の天人の攻撃を身構えた
その時
【ドカンッ】
という鈍い音と供に
たちまち居間を覆いつくす白い煙
土『な、なんだ!?』
神『なにアルかこれ!?』
突然の自体に皆戸惑う
銀『こいつは…』
?『銀時』
銀『…ッお前なんでここに…!?』
?『話は後だ…一先ずこの場から逃げるぞ!急げ!』
深い煙の所為で
帝も銀時の姿を見失っている
帝『な、なんだこれは!?…煙幕か!?』
天『…前が見えないッ』
帝『奴らを見失うな!!』
しばらくして
煙は序々に消えていったが
そこに銀時等の姿はなかった
代わりに穴の開いた窓がひとつ
帝『…逃げたか…』
天『どうしましょう…?追いますか?』
帝『いや…まだいい……ククク…これで逃げたと思うなよ…白夜叉…』
†
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