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外道衆が現れずシンケンジャーに束の間の休息が出来たある日・・・
『殿っ!どちらへ行かれるのですか?』
『…じぃか、ちょっと本屋までな。家にある本は全て読み尽くしてしまったからな』
『なら、誰か供をお付け下さい!殿お一人で出掛けられるのは危ないと何時も申してるでは無いですか』
『そこの本屋に行くだけだ』
『殿っ!どうかなされましたか?』
『おぉ!!流之介か、丁度良い。殿が今から出掛けられるのだが…供をしてはくれないか?』
『勿論!私、何かで宜しければ何時でも殿のお供にお呼び下さい』
『・・・・・・待て、じぃ、流之介。俺は一人で良いと言ってるだろ?初めてのお使いって訳でもあるまいし(呆れ)』
爺&流>『しかし、殿っっ!!!!』
『もぅ良い・・・。流之介!付いて来たらお前はクビだからな』
『殿っ!そんな・・・』
丈留は爺と流之介を振り切って出掛けて行った
『全く…殿はどうしてあんな性格になってしまったのだ?…なぁ黒子』
黒子は首をかしげていた
『(・・・いや、じぃさんアンタだろ)』
――その頃殿は・・・――
『(…コレが良いな。後は・・・)』
《キャーッ!!うわあぁっ!!》
空を切り裂く様な男女の悲鳴が外で響き渡る
『・・・!!外道衆、現れたか』
本屋の中から外道衆のアヤカシの姿を確認した後にショドウフォンを手にする
『一筆奏上!』
『其処までだ外道衆』
『その家紋・・・!!』
『シンケンレッド、志葉 丈留』
『お前一人か?他にも仲間が居るって聞いたが』
『お前程度俺一人でも充分だが?それとも俺だけじゃ役不足か?』
『あぁ!役不足だな。俺を舐めて貰ったら困る!ハァッ!!』
アヤカシは先手を打って口から怪しげな液体を吐き出した
『そんな単調な攻撃を受ける訳が無いだろう。とっとと片付けさせて貰う!』
丈留はアヤカシに次々に攻撃を喰らわすがアヤカシは避ける様子が無い・・・
『どうした?反撃はしないのか…なら終らせて…っっ!!』
『・・・クックククッ!かかったな!ハァッ!!』
『っ!しまった!俺とした事が勝ちを急いで油断した…』
『流石のシンケンジャーもこの至近距離は避けられないみたいだな!オラァッ!!!』
アヤカシの液体攻撃で怯んでいる丈留を隠し持っていた刀で切りつけ、思いっきり蹴飛ばした
『殿っ!遅くなりまし・・・』
『クっっ!!!』
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