殿の異変

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『・・・た!!殿っ!!』 千&茉>『丈留っ!』 『殿様っ!』 『シンケンレッドして殺ったり!・・・っともうそんな時間なのかよ。じゃあまたなシンケンジャーども!!』 アヤカシは隙間に入り込み三途の川に戻って行った・・・ 変身を解いた流之介達は丈留の元へ駆け寄った 『殿っっ!!大丈夫ですか?!』 『・・・流之介!丈留を早く連れて帰ろう!気絶してる(汗)』 『殿様…大丈夫なんかな?もしかして頭うったと違う?』 『流之介!丈留を乗せろ!おぶって行く』 『しかし・・・千明に任せて良いものか・・・』 ――スパーンッ!!―― 茉子の平手が流之介の頭に当たる 『いつまでもグジグジ悩んで無いでよっ』 『っ痛!茉子何をするんだ』 『何か?早くしなさい』 『はっ…はい。ちっ千明頼んだぞ?!』 『うち…先に帰って伝えておく!』 『ことはっ待って!私も一緒に行く』 『千明…あまり殿を乱暴に扱うなよ?!』 『分かってるって!・・・つか、丈留って意外に軽いな。飯ちゃんと食べてんのか?』 『・・・ちょっ!!千明ぃい!!!おっ…おまっ』 『・・・何だよ。普通の事を言っただけだろ?』 『やはりお前に殿を任せなければ良かった!!!』 『はいはい。どうでも良いけどさ、着いたぜ?扉開けてくんない?』 『・・・あっ!すまない。』 ――ガラガラ―― 『只今、戻りました!!』 『とっ殿!!…黒子!黒子ー!!殿を寝所までお運びしなさい!』 どこからともなく黒子が現れて 千明から丈留を受け取り寝所まで運んだ 『ゆっくりだぞ?分かっておるな?』 黒子は全員頷き丈留をゆっくり布団に下ろして寝かせた 『・・・如何ですか?』 『大丈夫ですよ。もう少しこのまま安静にしていれば気がつくでしょう』 『誠ですか?』 『はい、大丈夫です。気付かれて何かありましたらまたご連絡下さい』 千&茉&こ>『よっ・・・良かったぁ』 『・・・っ!!殿に何か合ったら私は家臣として・・・死をも覚悟しておりましたぁ!!(泣)』 『あ~ぁ・・・はいはい。あっちで聞いてあげるから』 茉子はいつもの様に泣く流之介を丈留の寝所から連れだした 『千明?うち達も一旦、別の部屋に行かへん?』 『そうだな、此処に居ても仕方ねぇし。じゃあじぃさんまた後で見に来るわ』
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