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このセントレア魔法学校は"学校 兼 ギルド"である。国の中で有名な名門なので、優秀な先生も多く、依頼がわんさか寄せられるらしい。
もちろん生徒の活動も良しとされている。(生徒も優秀だからな)
しかし、危険度を示す〔リスク〕はリスクBまでと制限されている。因みにリスクはX、S、A、B、C、D、Eで表され、Xが最難関で、Eが最も楽である。
そんななか、俺達はギルド本部に来ていた。
「なんか、面白そうだね」
言い忘れたが、俺達っていうのは、もちろん、俺とエルとディンだ。
「まずは、受付だ」
受付を済ませるのは簡単だった。何故なら、この学校の生徒は勝手に登録されているからだ。
「どれにしよっか。これもいいなぁ~、あれもいいなぁ~」
(まるで買い物だな……)
依頼を見ているエルは目を輝かしている。
(……………)
「ねぇ、リオ、目が点だよ」
(!!)
おっと、見とれてしまったらしい。
(何してんだ、俺は)
自分でもビックリしている。
「ああ、大丈夫だ。ちょっとボーとしただけだ」
…………………
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