始まりと出会い

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~~放課後~~ 「今日も一日終わったな」 「えっ?まだだよ。一日っていうのは夜に終わるの」 「そういう意味じゃない……」 今日一日でわかったがさっき書いた通り、エルは天然のようだ。 「さて、帰るか。………そういえば、エルは学内寮に住んでるのか?」 「えっと~…、たぶんそう」 (『たぶん』、って大丈夫か………) 俺が住んでいるのは学外寮だ。学年で半分以上の成績で入学した奴は学内、それ以外は学外寮だ。 そして俺はその後者で、しかも成績はかなり下の方だ。 もちろん『クラス3』というのが大いに関係してくるが………ここは言わないでおこう。 そして俺達は校舎から出た。 「!?」 いきなり目の前で炎が弾けた。 「きゃっ!」 「誰だ!!」 エルが声を上げ、俺が叫ぶ。その中、俺は思う、 (……『誰だ!!』はかっこつけすぎたな…。 てか、むしろダサい…) 因みにこれが魔法だ。かなり初歩的だが。 「よっ!、リオ、可愛らしい子連れてなにやってんだよ」 さっぱりとした金髪の好青年が木の後ろから出てきた。 彼が魔法で炎を発生させたのだろう。 「ディンじゃないか。脅かすなよ。」 ディンは俺の友人だ。
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