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――――
――――……ぅ……
どこからか少女の声が聞こえてくる。
俺は知っている。
こんな夢を見たことがある。
あくまでそんな気がするだけだが。
夢の中での俺は、まるで観測者であるかのようにただ少年と少女を見ている。
何もせず、何も言わない。
二人の顔は見えない。かろうじてわかるのは、少女の髪が美しい銀髪をしているということだけだ。
少年と少女は神社で遊んでいる。
一体何が楽しいのか、
馬鹿になってしまったかのように笑っている。
転げ回り、泥だらけになる。
そんな光景を美しいと思ってしまう俺もきっと馬鹿なんだろう。
や、俺が馬鹿なことははるか昔に気付いてはいたけど。
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