1章

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201X年 4月8日(木) 新学年となり始まる最初の朝。 希望や不安を感じながら登校している生徒も少なくないのだろう。 布団から抜け出した俺は、 小さい部屋に不釣り合いな程に大きな神棚の手入れを済ませてから、学校へといく準備を始める。 例の夢のおかげで朝は自然と目が覚めた。 目覚ましなどなくても起こしてもらえる。 そう考えると非常に便利、 悪く言えば強制的に早起きさせられる。 有り難くも迷惑だ。 あの美しい夢もいいが、休日にはこんなことにならないよう切に願うぜ神様。
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