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悟「それは、お断りさせてもらいますよ。あんたらの言葉を信用できる根拠が全くないからね。敵対する者の刃から俺を守る壁、現れよ。」
悟は地面に手を付けてさっきよりも大きく厚い壁を自分の前に出しながら、相手からの誘いを断った。2人は少し驚いた表情をしたが、すぐに元の表情へ戻った。
女帝「まぁ…予想していたことだが、こうも簡単に言われてしまうと少々怒りが湧いてくる。どのような返答だとしても倒すつもりだったので、やる事は変わりないが…貴方にはお仕置きが必要ですね。」
女教皇「やはり私たちの長の崇高なる考えは、言葉では理解など出来なかったという事ですね。それならば、その身をもって理解して頂きましょう。私に彼の者を捕える鎖を与えよ“黒鎖”」
女教皇が詠唱すると黒い鎖がたくさん出現し、悟の方へ向かって行った。悟は囚われまいと必死に逃げていたが、女帝は悟に攻撃を仕掛けてきていた。だんだんと疲れて悟の片足に鎖が絡まってしまった。
女教皇「やっと捕えることができました…逃げ足だけは、相当ありますね。だけど、これでおしまいです。女帝、貴女に最後の一撃を差し上げますわ。」
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