735人が本棚に入れています
本棚に追加
生徒会室から出た真姫と美姫の2人は、怒りの表情を浮かべながら廊下を早歩きしていた。
真姫「なんで雅史なんかに、あそこまで言われなきゃいけないのよ!!小さい頃は、面倒を見てあげたのに…恩を仇で返された気分だわ!!」
美姫「そうよね。私達がいなかったら、ここまでの活躍なんか出来なかったでしょ?感謝はされても謝罪を求められる事は無いでしょ!!」
??1「そうですよね。お2人は、感謝されなけばいけませんよね。私には分かりますよ、お2人の気持ちが。ならば、その事を主張なさってみてはどうですか?」
後ろから聞こえた声に2人は振り返ると、黒いフードを被った2人が立っていた。2人の雰囲気に真姫たちは、惹かれ始めそうになったが、すぐに冷静になった。
真姫「貴方たち、学校の生徒では無いですね。私達にどういった御用件でしょうか?忙しいので、簡潔にお願いします。」
??2「あなた方の力をこの学校に知らしめてみませんか?私達が力を貸して差し上げますよ。どうでしょうか?」
真姫「そうね…どんなに頑張っても『自分たちより魔力があるんだから』と言って評価されなかった…。」
美姫「なのに私達が失敗したら『なんで出来ないんだ』って責められてばっかり…。わかったわ、私達の力を思う存分に振るえるなら、貴方たちの提案に乗ってあげるわ。」
最初のコメントを投稿しよう!