735人が本棚に入れています
本棚に追加
真姫と美姫はフードを外し、雅史たちの方を見た。その様子に雅史たちは違和感を感じながら黙っていると2人は言葉を発した。
真姫「あの人たちは、私たちの事を長い付き合いの雅史たちより理解しているわ。今更、分かったような口をきかないで!!氷よ…花のように美しく咲き誇れ!!」
美姫「そうであったとしても、恩を仇で返した事には変わらないわ…私たちの邪魔をしないで大人しく書類の整理しに帰りなさい。風よ…清濁交じりて吹け!!」
2人は雅史たちに手を向け、少し異質な言葉を唱えながら魔法を放ってきた。すると雅史たちの周りに花びらのような氷が現れ、様々な方向から風が吹き込んできた。
雅史「本当にすごい魔法ですね。けど…貴女がたとは違う魔力が混じっているように感じますが、まさか身に着けている物の力ですか?」
真姫「私たちは、これを手に入れてから変わったのよ!!魔力が増えて氷花を出せるようになって、本当の力を手に入れた!!」
孝司「そんな禍々しい物を使って魔力を増やしてもデメリットしかないですよ?少し顔色が悪そうですよ?」
美姫「本当に貴方たちは、私たちに感謝がないのね?今の地位に入れるのは、私たちのお陰でしょ?」
悟「いやいや…いろんな経験は出来ましたが、ほとんど真姫さん達の後始末をさせられてばっかりですよ?」
最初のコメントを投稿しよう!