Section 46:アルカナ来襲

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???1「まったく…こんな奴らに手間取っているなら、さっさと身を私に委ねなさいよ!!私の力を解放すれば良いのに『誇り』なんてちっぽけな物に拘って…馬鹿みたい。」 ???2「女帝(エンプレス)、貴方の言いたいことはわかりますが…所詮この体の者は、我々アルカナの依代でしかありません。私たちがこの世界に降り立つまでの時間稼ぎが出来ただけでも良いではないですか?」 女帝「女教皇、いちいち言い方が固いわね?先に魔術師と一緒にこの世界に来ていたお前が、なぜ私と一緒なのだ?」 女教皇「あの時はボスの指令を終えて、すぐに撤退してきました。完全な状態で降り立ったのは、今回が初めてです。」 2人が話している様子を雅史たちは何も出来ず、立って聴き続けているしかなかった。話が終わった2人は、改めて雅史たちの方へ顔を向けた。顔を向けられた雅史は、今まで感じたことがなかった殺気に触れ、少し身構えてしまった。 孝司「雰囲気が変わったかと思ったら、まさか容姿まで変わるなんて…。本当に驚いてばっかりだよ。」 悟「本当に驚いた…あの石に何かあるとは思っていたけど、こんな訳わからない事が起きるなんて…。世の中って不思議な事が沢山あるんだね。」
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