Section 46:アルカナ来襲

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女帝「この石の事を知らないとは…お前らの無知さに呆れてしまうわぁ。ところで…この身体の記憶によりますと…あんたらは、この身体の持ち主の後輩らしいじゃないか?なぜ攻撃に戸惑いがない?」 女教皇「女帝、彼らにはアルカナの高次元の技術なんて理解できませんよ。それに持ち主たちには、良くしてもらっているのに…感謝の気持ちが全くないのですか?恩を仇で返すような真似をして何にも感じないのですか?」 女帝たち言葉に雅史たちは驚き、すぐに呆れた表情を浮かべ下を向けた。その様子に女帝たちは首を傾げ、じっと見続けていた。 孝司「はぁ!?あの人ら、そんな風に思っていたのかよ!?どんだけ都合のいい考えをしているんだよ!?」 悟「いくらなんでもそんな事はないと思っていたけど、本当に思っていたとは…あの人たちだからね。だけど、本当にありえねぇ!!」 顔を上げた孝司と悟は、怒りを露わにしながら叫び出した。その様子に雅史も苦笑を浮かべていた。女帝たちも呆気に取られて固まっていたが、すぐに余裕の表情へ戻って雅史たちを睨んだ。その途端、黒いモヤが現れ広がっていき、周りにいた人々が倒れていった。 悟「いったい、何が起きているんだ?」 女帝「私たちの魔力を浴びただけだ。もっとも濃度は段違いに濃いけどな。」 女教皇「私たちを倒さないとこのモヤは消えません。長時間浴びていると目覚める事が難しくなりますよ?」
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