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悟「雅史、孝司、俺が時間を稼ぐから生徒達を安全な場所へ避難させてくれ。」
孝司「はぁ!?お前、何言っているんだよ。いくら魔力量が他の生徒達に比べて多いと言っても、いつお前が倒れるか分からない状況に1人置いて行けるわけないだろ?」
雅史「孝司の言う通りだ。俺たちは、みんなで力を合わせて様々なことを解決してきたじゃないか?」
悟の提案に雅史と孝司は驚き、悟の方を見て怒りを込めた言葉を発した。その様子に悟はいつも以上に真剣な表情をして2人の方を向いた。
悟「3人の中で一番劣っている俺が、囮となってあの2人の注意を引けば、孝司達で生徒達を救助することは簡単だろ?それに俺より雅史の方が、あの2人を倒す事ができると俺なりに考えた結果だよ。」
悟が言い終わると悟の身体についた紋章が光だし、魔法陣が現れ、その中から蒼い竜が現出した。その様子にその場にいた全員が驚き、蒼い竜を見ていた。蒼い竜が天に向かって咆哮すると倒れていた生徒達を青い球体状のもので包まれて、それらは校門へ動いて行った。
???「我が主…やっと決心がついたのか、待ちくたびれたぞ?我が主となった自覚を持ってもらいたい!!我の力で他の者たちを避難させておいたぞ。」
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