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「違うよ。本当の悪魔は、姉さん達を自殺に追い込んだのに平気で生活なんてしてた奴等の方だ。梨香さんはちゃんと罪を償ってる。
少なくとも、俺も由実ちゃん達も皆梨香さんに感謝してる。
貴方のお陰で、俺達は前に進めたんだ。
ありがとうございます」
深々と頭を下げる南。その想いは、南本人だけでなく、由実、藤峰、裕木、橘。全てからの想いが含まれている。
「・・・こちらこそ、ありがとうございます。南君達が居たからここまで出来たんです」
梨香にもその想いは伝わっている。だからこそ、優しい笑みが浮かぶのだ。
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