罪深き者に悲しみの制裁を・・・

未来へ・・・

「もう夏美を怒らせたくないですしね。最後の夏美の願いは・・・自分が愛した者達の幸せ。両親、南君。そして・・・私の幸せ。

これからどんな苦難があろうとも、私なりの幸せを見つけて、人生を真っ当する。夏美に会うのはその後ですよ」

「梨香さん・・・」

この人は曲らない。どこまでも親友だった夏美を想っている。

だから、きっと大丈夫。

きっとこの人は生き続ける。

それが分かり、南は安心した。

「本当に・・・貴方が姉さんの親友で良かった。約束ですよ。此所を出たら必ず幸せになると。

俺達にまた会ってくださいよ」

「・・・約束します。絶対に」

約束しょう。絶対に生き続けると。

幸せを掴むと。

どれだけ辛くても・・・必ず。