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「見たよ・・・。かなりダサイ子」
書類を黙々と片付けながら言ったのが、黒髪の短髪に銀縁の眼鏡。知的そうで何処か裏のありそうな高二の会計「紫藤千影(しどう ちかげ)」
「ダサイか・・・。面白そうだな」
そして・・・一番高そうな椅子に座り、ニヤリと笑ったのが、赤い短髪に、ピアスをいくつも付け、調った顔立ちをした彼が、学園で今一番の権力を持っている「宇津美誉(うつみ ほまれ)」高校三年生の生徒会長だ。
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