0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
公平は昔からおとなしい性格で、人と接する事を嫌い、世間で言う根暗な少年です。
4月、公平は高校生になる。
彼は小学校の頃からいじめを受け、辛い思いでがあって、高校の入学式も行きたくはありませんでした。
入学式の朝「ピンポーン」
幼馴染の桜が、公平を迎えに来ました。
桜も公平と同じ高校です。
彼女は、公平が変わってくれると信じ、いつも公平を守ってくれます。
桜「公平~はよせな、入学式遅れるで!一緒に行こうや!!」
公平は嫌々でしたが、桜に背中を押されしぶしぶ、家を出ました。
学校へ向かう途中の会話は、桜が一方的に喋るばかり。
桜からして、これはいつもとかわらぬ光景でした。
桜「なぁー公平、もう高校生やねんから、ビシッと男らしくしぃや」
公平「・・・」
桜「公平は、昔といっこも変わらんな」
桜は終止笑顔でした。
すると公平が
「・・・がんばる」
公平は無口で、滅多に喋りません。
桜は嬉かったのか
「ホンマに!?」
と、とびっきりの笑顔で公平の顔を覗くように問いかけた。
その問いに公平はうなずいて返答した。
最初のコメントを投稿しよう!