出会い 第1章

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公平は昔からおとなしい性格で、人と接する事を嫌い、世間で言う根暗な少年です。 4月、公平は高校生になる。 彼は小学校の頃からいじめを受け、辛い思いでがあって、高校の入学式も行きたくはありませんでした。 入学式の朝「ピンポーン」 幼馴染の桜が、公平を迎えに来ました。 桜も公平と同じ高校です。 彼女は、公平が変わってくれると信じ、いつも公平を守ってくれます。 桜「公平~はよせな、入学式遅れるで!一緒に行こうや!!」 公平は嫌々でしたが、桜に背中を押されしぶしぶ、家を出ました。 学校へ向かう途中の会話は、桜が一方的に喋るばかり。 桜からして、これはいつもとかわらぬ光景でした。 桜「なぁー公平、もう高校生やねんから、ビシッと男らしくしぃや」 公平「・・・」 桜「公平は、昔といっこも変わらんな」 桜は終止笑顔でした。 すると公平が 「・・・がんばる」 公平は無口で、滅多に喋りません。 桜は嬉かったのか 「ホンマに!?」 と、とびっきりの笑顔で公平の顔を覗くように問いかけた。 その問いに公平はうなずいて返答した。
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