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「あのさ、話しあるんでしょ?話ってなに?」  そう、単刀直入に親父に聞く。 「あぁ、そうだったな。美紅、とりあえず座りなさい」 「…………」  親父に指で床を指され、私は無言でテーブルの前に座った。 「さて、美紅は今何歳だ?」  ………何でその質問?私の歳、前から知ってるくせに。 「……16」  ブスッと頬を膨らませ、私は親父を睨みながら言った。
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