出会い(魔鬼章)

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「電話していい?」  最初、伸喜から電話掛かってきた時、他愛もない会話で終わった……。  まきの声が低いから、て、北斗晶、と言われた……。   久々に大笑いした。  あんな風に爆笑したのは久々だった。  息子の事があってからは、一切、まきの中に笑顔など、存在してなかった。  この日、 まきから電話したはいいけど、別に話す事が無い事に気付いて、切ろうかと思った。   「オナニーしていい?」   「したいの……?!」   「ご主人様にめちゃくちゃにされたい……」   いつの間にか、ご主人様と呼んでいた。   まきを奴隷にしたい、と言ってくれたから。   たかがメールの世界、でもまきが、何か良からぬ事をして、それを叱ってくれる人だと、感じたから、それだけでよかった……。 「何、許可なく興奮してるんだよ、まき」 「我慢できない……お許し下さい。 ローターで弄っていいですか?」 「だめだよ、いい、と言うまで、我慢するんだ」 「いや……っ、我慢できない……お願いします。  やらせて下さい……まきの事、全てを壊してほしい……!  ご主人様に犯されて、めちゃくちゃにされたいです……っ!」
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