出会い(魔鬼章)

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 メールを続けながら、セフレとなった男とも、同時進行でメールしてた……。  彼と直メする少し前、直メ交換した男とセフレ関係成立した。   「まき、もう、アドレス教えるなよ。あまりそうやってると、なんか、本当に壊れるような気がする……」  何もかも、見透かされている。    壊れるなら、壊れてもいい、だから、こんな生活してる。   本当は、 S○Xがしたいんじゃない。   なんか、どうでもよくなってた……。  例えば、知らない相手と、一晩……、 結果、HIV感染……、してもいいし。  まきには、お似合いの死に様でしょ………。   こないだ別れた俊樹、その前の男、前の旦那が、みんなして、まきの事、   最低な淫乱、馬鹿女……、て言ってた、その通りにしてあげるよ……。  本当のまきの心なんか判らないくせに……。   ただ、亮の事があるから、そういう気持ちだというだけで、実際、そんな馬鹿はやらないけど。   死にたいと思った、て、そんな死に方はさすがにできない……。   亮が生きてたって同じだけど、確かに息子は、  まきの男関係を、必要以上に心配はしていた。   普通に、仕事上の上司と、地元の駅付近で歩いてた時、偶然、深雪と一緒だった亮が、いきなり、まきを捕まえて……、   「あの男、だれ?」   て聞いてきた。 事情を話したが、疑ってる様子で、一緒にご飯食べる……? て、聞いても、深雪は着いてきたけど、亮は……、 「ゲーセン行く……」  と、別行動したくらい。   事故の、3ヶ月前の話。   確かに亮を殺したのは、あたし、のようなもの……、自分を責めてきたけど、  俊樹に、あんな事言われて……、自分の全て、今までの生きてきた証、全てを否定された気がしていた……。  あたしでさえ、そこまで否定はしてないのに……。   そんなに、まき、て女は、なんの価値もない、生まれた事さえ、間違いな女……?!  なら、亮もそうだという意味……?!  だから、俊樹を許せなかった……。 子供達のこと、一緒にいる間も、家を出てからも……、 精一杯、やってきた。 ……………、のに。
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