修羅場(ひろ美編)

15/30
前へ
/202ページ
次へ
りんごとは、昔、看護婦やってた時の同期、私が4年目で結婚してからは、あまり会う事もなかったが、こういう時頼りになる………。   携帯がメールを受信した   「ひろ美、休んでるんだって……?大丈夫?」   「智昭、旦那に知られた……、奥さんが、興信所で調べた資料を、うちの旦那に送ったの…」  入電……、智昭からだ。   「本当なの……?」   「写真と手紙を送ってきた……。 奥さんからは、本当に何も話しはないの……?」   「ないよ……。 大丈夫か、ひろ美……。  もしかして、休んでるのも、なんかされたからのか……?」   話するのも、吐き気がする位だ。   「殴られた。顔が腫れ上がって、外に出られない位……」   「病院は……?!」   「看護婦時代の友達に、薬頼んだから、大丈夫……」   「とにかく、後でまた、連絡するよ。ちゃんと冷やせよ……」   電話を切った後、受信着信の履歴を全て、消した   腫れは、治まる所か、まるでお岩さん状態、冷やしても、意味ない気がする……。   なんか、頭痛い……。   祐輔が遊んでいる部屋の隣で、寝る事にした。
/202ページ

最初のコメントを投稿しよう!

484人が本棚に入れています
本棚に追加