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夕方、りんごが、薬を届けてくれた。
「ついでに、夕飯のおかずの材料適当に買ってきた。 よかったら、作ろうか?」
「有難う。でも、大丈夫だから。買い物の分も払うよ。いくら……?」
「薬代だけでいいよ。それにしても、酷いよ、これ……。 薬飲んでも、腫れ引かないようなら、病院行きなよ……」
「うん、判ってる。ねぇ、りんごの病院て、受け付けとか、バイト募集してないかな……」
「何よ、ひろ美、仕事探してるの……?」
「うん。今の仕事、今月中で辞める事になったから……」
「まさか、あんた、男……?
それも、男の事で、旦那にやられたの……?」
相変わらず、するどい女だ……。仕事はとろかったけど……。
メールを受信した。
「ちょっとごめん……」
奥の部屋へ行って、メールを開いた。
昼寝から起きた、祐輔に気付いたりんごは、
「あれぇ、祐輔?大きくなって……どう?ち〇この皮剥けた?
剥ける訳ないか……、まだ……」
と叫んだ。 やはり、おバカな女だ……。
智昭からのメール……
「これから、妻と、話し合うよ……」
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