君が好き

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黒に金のメッシュが 入った髪は、ワックスで きちんとセットされて きれいな顔立ちをしてる。 ちょっと女癖が悪いのが 唯一の欠点かな。 「今日は綾奈ちゃんと 一緒じゃねぇのか?」 「さっきまで一緒だったけど 永岡が来て、先に行った。」 俺がそう答えると、 幸哉は俺の肩に手をかけて 「永岡にもってかれたのか~ かわいそうに~」 と、ふざけながら言う。 幸哉だけは、俺が綾奈を 好きなことを知っている。 幸哉はふざけた奴だけど 友達だけは絶対大事にする。 だから信用できるんだ。 「うるせーよ。」 「まぁまぁ、そんな いじけんなって♪」 幸哉はいつも朝から テンションが高い。 「お前うるさい。」 と、俺が言うと 「ひでーなー。」 なんて言いながら 頬を膨らましてふざける。 、
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