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………ギュッ
慶太「ちょっ…えっ!?」
さくら「嫌かな?嫌じゃなかったらちょっとだけ我慢してね」
隣に座ったら正面から俺を包み込むように抱き着かれ頭を撫でられる。
慶太「嫌ではないですけど…あの何で??」
さくら「こうされると辛い事とか悲しい事とか忘れれるでしょ?」
慶太「そうですけど、すごく恥ずかしいです…」
さくら「男の子でしょ?それぐらい我慢!!」
慶太「でも!」
さくら「慶太君…辛い時や悲しい時は誰かに頼っていいんだよ?私、思うんだけどね…人は支えてもらって、初めてちゃんと前に歩けるようになるんだよ?」
慶太「……………」
さくら「ちゃんと前に歩けるようになったら、自分の近くに居る人、支えてもらった人を次に支えるんだよ。さすがに頼りっぱなしは相手が倒れちゃうけどね」
慶太「俺には頼る人がいませんし…1人でも大丈夫ですから。」
さくら「………私が居るよ!」
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