31人が本棚に入れています
本棚に追加
さくら「そっか!一つ年下だったね…じゃぁ~お姉さんはビールでも飲もうかな?」
と言いながらお酒を冷蔵庫から取り出してきた。
さくら「別に飲まなくていいから話し相手ぐらいにはなってよ。」
慶太「わかりました」
と、いう事でさくらさんがお酒を飲み始める。
さくら「慶太君はさ~彼女いないの?」
慶太「いないですよ…」
この質問にも結構慣れている。仕事先の先輩達に聞かれたりされまくったからだ。
さくら「ふ~ん。カッコイイのに何で?」
慶太「出会いがないんですよ。それにカッコ良くないですし…」
いつもの受け答えで答える。
さくら「じゃぁ今まで付き合った人はどんな人なの?」
ズキッ…こんな質問された事がなかったせいか心の奥が痛んだ。
慶太「いませんよ…」
さくら「慶太君…もしかして聞かない方が良かった?」
慶太「何でですか?」
さくら「気のせいかも知れないけど辛そうな顔してたから…」
顔に出さない自信があったのに、出てしまっていたらしい。
慶太「別に大丈夫ですよ。」
こうゆう重たい空気が嫌いでどうにか作り笑いで答える。
最初のコメントを投稿しよう!