西田慶太:10/1

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しばらくの間怖い思いをした後、僕は「そろそろ帰ろっかな」と言い、身支度をした。       「えっ?、帰るの?、とっておきのサイトがあったのに…」       彼のとっておきというのには少し興味があるが、5時半を過ぎていたから彼もしつこく止めはしなかった。       「んじゃ、さよなら」       「うん。結局何しに来たの?」       「遊びだよ」       「ふ~ん。んじゃ、また今度な」       「うん。また今度」       僕は彼の家を出た。
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