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アヤカの父「母さんのことは残念だったな…。
もう少し私が母さんの手伝いができれば、よかったのだが……。
お前よりは役に立てただろう…」
アヤカはぴきんときた。
アヤカ「今さらあたしを責めるの?!
家にずっと帰ってこなかったのはお父さんなんだよ?!!」
アヤカの父は冷静にアヤカの目を見返すと、
アヤカの父「あぁ、だから謝っているんだ」
アヤカはもうキレていた。
自分勝手な父に、
こんな謝罪しか言えない父に、
家族のことより仕事を優先する父に。
アヤカはだんだん悔しさで涙が溜まってきて、父に何か言ってやりたくても言えなくなった。
父に涙なんて見せたくない。
あたしがお母さんのために流した涙を見せたくない!
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