召使と見習いのいる日々

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「……あれぇ……?」 ある人に会いに行く途中、道をうろうろしている子供に出会った。 灰色の髪にボロボロの白い服を着て、身長と同じくらいの大きさの袋を持っている。 キョロキョロと周囲を見回している所を見ると、どうやら道に迷っているらしかった。 これは放っておく訳にはいかないな…… この辺りは魔物が少ないとはいえ、小さな子供が一人で旅をするには危険すぎるし。 僕はその子に声をかけるべく、足を進めた。  
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