召使と見習いのいる日々

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僕はエルジュと視線を合わせるようにしゃがみ込んだ。 「勇者様に会いに行く途中?」 「違います! 勇者は最悪最凶の敵です!! エルジュがお助けに行かなければならないのは魔王様です!!」 「あ、魔王さんの方?」 きょとん、とエルジュの目が丸くなった。 「……魔王様を知ってるのですか?」 「うん。 黒い髪の優しい人だよね。 僕も魔王さんには、色々とよくしてもらったんだ」  
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