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ふと、ロアがあたしを見ている事に気づきました。
ロアが口を開きます。
「……やっぱり……
ウチには来ないのか?」
「……はい」
いくら宿屋に誘ってくれても、あたしは行けません。
この家や羊を守らなければいけませんし、それに、これ以上迷惑は……
「……分かった。
まぁ、気が変わったらいつでも言ってくれ。
部屋は空いてるし、俺も親父もいつでも大歓迎だからさ」
「はい。その時は」
『その時』は来ないような気もしますけど……
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