破壊「閉じ篭る日々」

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――幻想郷。 それは、意思を持ち生きとし生ける者が集まる理想郷。 人間、妖怪、幽霊、神。 それら全てが共存する世界。 それが幻想郷。 その幻想郷に紅魔館と言う大きな屋敷がある。 誰が住んでいるのだろうと思わせる大きな建物だ。 紅魔館は森の奥に聳え立っている。 ――レミリア・スカーレット 彼女は紅魔館の主、カリスマを備えた吸血鬼だ。 外見こそ幼女そのものであるが、五百年の時を生きる古い種族。 その容姿、種族から「永遠に幼き紅い月」と呼ばれる。 彼女を筆頭に様々な種の生物が仕えている。 ――十六夜咲夜 種族は人間で、レミリアの側近にて紅魔館のメイド長を勤める瀟洒な従者だ。 衣食住に困らない、と言うのがメイドを務めている理由らしい。 ――パチュリー・ノーレッジ 紅魔館内のヴワル図書館で暮らす日陰の少女。 知識量は豊富である、と同時に自分自身を本だと思っている。 ここから離れる気は無い。 ――紅美鈴 外見中国人の妖怪。 紅魔館の門番をしている。 よく居眠りして咲夜に折檻を受ける。 多彩な面々が集まる紅魔館に、少女は居た。
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