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と、冷静にツッコミたかったのだが………スカートをめくる女の子を直視する度胸は俺には無く、思わず目を逸らした。
ギリギリで下着までは見えないものの……その、その姿には破壊力がありすぎる。
俺が後二歳ほど若かったら、一撃KOをくらってたかも知れない。
「ホントに痛かったんだからっ」
確かに右のふとももの根元に包帯が巻かれてはいるが、お前はまず恥ずかしくないのか?
「いや、その………もうわかったから、スカートを下げてくれないか?」
「え?」
目の前のツインテールが揺れ、ポカンとした顔をする。そして自分の今の格好を確認し、数秒の沈黙。
そして、
無言で頭を殴られた。
「痛ぇ!なんで殴るんだよっ」
「うるさいっ!」
「それが主に対する態度かよっ!?」
「っ!う………うるさいです、御主人様」
言葉遣いも確かにそうだが、今注意したのはそこじゃないぞ。
まぁ、こんな日常がそろそろ一週間近く前から起こっていた。
ちなみに言うと、俺ん家は別に金持ちな訳でもなく、別荘もければ此処も豪邸でもなく普通の一軒家だ。
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