序章:出会い

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  今から約1年前、中1入学式。 亜『ねぇねぇ、美弥っ』 美『何?亜結香』 亜『ほら、あの人だよ!男の子にも女の子にも超人気な、三谷 類くん❤』 亜結香の指さす方を見ると、たくさんの人に囲まれてる男の子。 髪の色が黄土色した人。 …珍しい。 美『三谷 類…?誰それ?』 女A『えーっ!?美弥知らんの?超有名だよー』 女B『うわあ…生の三谷くん、カッコよすぎじゃん♪』 女C『イケメンだよね~❤』 女D『彼女志願っ!』 女E『あはは…無理無理』 女F『後光が見える気がするー❤』 美『…すっごい人気』 亜『人で見えないよー!!』 亜結香はぴょんぴょん跳びはねて、なんとか三谷くんを見ようとしてる。 美『………あ』 人と人との間に少し見えた、三谷くんに、私は思わず釘づけになった。 なぜか目があって、微笑まれた。 顔がどんどん熱くなった。 私はあのとき、たくさんの人の中から、君を見つけた。  
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