第一章:記念日

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今、季節は冬。 もうすぐ待ちに待った、クリスマス・イヴ。 去年のクリスマス・イヴに私たちは付き合った。 ちなみに、クリスマス・イヴは類の誕生日でもある。 だから今年は特別なんだ❤ 美「…類、今年のクリスマス・イヴどっか行かない!?」 思い切って聞いてみた…ら、類は少し困ったような顔をした。 そして言いづらそうに、 類「…ごめんっ!クリスマス・イヴは昭輔たちが俺の誕生日パーティーしてくれるらしくて…。もう約束しちゃった…」 といった。 美「えー…」 昭輔というのは、類の親友である五十嵐 昭輔[イガラシ ショウスケ]のこと。 五十嵐のバカーっ!! ああ…泣きそう。 美「………」 私がしばらく黙ってると、類が私の頭をポンポンと叩いた。  
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