第一章:記念日

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私も、類の全部が大好き。 うーん…クリスマス・イヴに一緒に過ごせないのは残念だけど。 クリスマスに会えるから別にいいか❤ と、実に単純な私がいた。 私たちはいつものように、手を繋いで帰る。 類「超寒いな~!!」 美「うん…ハ…ハクシューンッ!」 寒さのあまり、大きなくしゃみをした。 類「でけーくしゃみだな?…ほら」 類は笑いながら自分のマフラーを私に巻いた。 美「…ありがと///」 マフラーはほのかに類の香りがした。 まだ温もりが残っていて、体中が温かくなった。 やっぱり…類のことがすごい好きだ。 私たちははまだこの時、知る由もなかった。 あの事件?のことなんて、想像もしなかった。  
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