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双子達が家に帰るとすぐに庭に連れていかれた
そこにはいつ用意したのかティーセットとケーキ、マフィンなどのお菓子が置いてある長テーブルがあった
既に俺と双子達の席しか空いてなく、他の席は埋まっている
「遅いよー、双子!もう5分も待ったじゃないかー!」
「帽子屋、アリスの前だ」
「喉が渇いたから先に飲むで?」
「まだ…乾杯‥しなくちゃ」
「3人も早く席にお付きなさい」
そう促すのは元凶の白ウサギ
「あ、お前!」
「おや、顔を覚えて頂けたのですね」
「そんなことはいいんだよ!これはどういう…」
「まぁ、落ち着いて、カップをほら」
俺の言葉をスルー気味に白ウサギはカップを持たせ座らせた
そして微笑んで立ち上がる
「腐思議の国へようこそ、アリス。乾杯」
『乾杯!!!!!』
白ウサギが中身が零れない程度にカップを突き出すとそれに合わせて他の奴らもカップを突き出した
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