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「仕方ありません。ルールですので、失礼しますよ?」
「えっ、うわぁ!!」
白ウサギは俺を軽々と俵担ぎするそして重さなんて感じてないようにツカツカと扉に向かって歩く
「Σ下ろせ!!」
「安心ください。すぐに落ちます」
白ウサギが扉を開ければ、目の前に広がる闇
そして足を踏み入れれば一気に浮遊感に襲われる
「これって…俺、落ち―――」
そう思った時にはもう遅かった
「あまり喋ると舌を噛みますよ」
淡々とした口調で白ウサギはそう言った
まるで慣れているかのようにドンドン下へ落ちていく
気が付けば白ウサギ見えなくなっていた
ってあれ?
俺、一人じゃんか!
アイツいつの間に手ぇ離しやがった!!
俺の中を一気に恐怖の2文字が駆け巡る
「俺、着地した時点で確実に…」
チキンな俺はそこで意識を失った
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